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遊んで覚えるローマ字カードゲーム

遊んで覚えるローマ字カードゲーム ーヒントは坊主めくりー

                    生駒南第二小学校  教諭  西浦弘望

「先生、ローマ字カードやりたいよ!」
七月のある朝、朝の会が終わると、子どもたちのコールが起こりました。
「先生、この頃ローマ字ゲームをやってないよ。やりたい。」「やらせてよ。」というものでした。
(私の学校では、朝学習「スキルタイム」が毎日10分設定してあります。)
「スキルタイム」に六月からやってきた、人気の「ローマ字カードゲーム」の催促です。
さてどんなゲームかというと・・・。

ローマ字カードゲーム』はこれだ!

①オリジナル『ローマ字カード』をつくる
市販のローマ字練習帳には、各行毎に練習ページがあります。
そこには、それまでに習ったローマ字を使った言葉が書かれています。
例えば小文字でのika、ie、tukue、isuなどです。
これを名刺ぐらいの大きさの画用紙に分担して名前ペンなどでかきます。
四人グループだと、一人六枚作ると合計で二四枚になります。

② 『ニコニコカードとガックリカード』をつくる
ニコニコカードとガックリカードのマークは子どもたちの創意工夫にまかせます。
これが、「百人一首の坊主めくり」の時と同じ、姫と坊主の役割をします。

③基本ルールの確認
すべてのカードを一緒にしてよく繰ります。
繰り終わると裏返しにして積みます。
ジャンケンでカードをめくる順番を決めます。
めくったカードは、書かれているローマ字を声を出して読みます。
(まだローマ字を覚えていない頃は、ローマ字表の使うのを認めておきます。)
正しく読めると自分のものになります。
読めなければ自分のものに出来ずに真ん中に出します。
順に引きながら、たくさんカードを集めた人が勝ちになります。

④ニコニコカードとガックリカードの役割 
ゲームを盛り上げるのが、ニコニコカードとガックリカードです。
これらのカードは、「百人一首の坊主めくり」での姫と坊主と同じ役割をします。
(地域によって少しルールが違うことがあります。その地域に合わせて結構です。)
私の場合は、ニコニコカードを引くと、もう1枚カードを引くことが出来ます。
または、真ん中に出ているカードがあれば、それをもらうことができます。
ボーナスが入るカードです。

ガックリカードを引くと、自分の持っているカードをすべて真ん中にはき出さないといけません。
いわゆる”坊主”になるわけです。
ニコニコカードとガックリカードは、逆転を演出するカードです。ゲーム性を高めます。

毎日やっていると、カードを覚えるくらいになります。
最初は、na行まで学習した頃につくり、
途中でカードを増やし、五十音を網羅するようにします。

『大文字版 ローマ字カード』をつくる
パソコンでのローマ字入力をしようと思うと、
大文字のローマ字を覚えないとキーボードが使えません。
ですから、拗音・促音・濁音のまざった大文字でのカードを作ります。
これも、ローマ字練習帳から言葉を選びます。
一人八枚(うちニコニコカードとガックリカードが各一枚)を作ります。遊び方は、同じです。

カードの読みとローマ字表の見方にも慣れたところで、
パソコンに向かって『一太郎スマイル』のワープロを開き、ローマ字入力を始めました。
最初は『光村図書 国語 上』の巻頭の詩「かがやき」を入力しました。
文字が画面に現れるごとに子ども達は、感激していました。
もっとやりたいという意欲とみんな出来るという成就感がみてとれました。
魅力的なローマ字学習へのひとつの試みは成功したようにみえました。

ローマ字と情報教育

四年生で学習するローマ字は、以前はかけ足での学習でした。
小学校では、四年生だけで中学校になって英語学習が始まって、
改めて発音を表すローマ字に出会い直すというものでした。
私の子どもの頃は、小学校でローマ字を覚えたっけ?という感じのものでした。

現在私の勤務する生駒市は、情報教育で文部科学省から特区の指定を受けています。
小中学校ともパソコン教室に四○台のパソコンが整備され、
教員にも一人一台パソコンが配当されています。
試行期間は三年目を迎えており、いよいよ来年度から小学校一二校全てで、
情報科の学習が毎週一時間行われるようになります。

情報科の教育課程では、四年生でのローマ字入力が必修になります。
ローマ字を無理なく一学期の間に習得させて、
パソコンのキーボード入力に到達させることが、課題となっています。

今回の試みは、子どもたちに歓迎されました。
まだまだ改良の余地があると思います。
どうか追試をお願いします。
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by sensenogakko | 2008-02-11 11:05 | 教育実践