スポーツテストについて考える
学校体育研究同志会 牧野 満 できればやりたくないです。スポーツテストをやりたくない理由として、 ①やる前に結果がわかっている。 毎度のように文科省は低下としか言いません。 「体力低下!!」と叫ばれて何(十)年経つのでしょう。 40年前の子どもよりも記録が上のものもあるのに、 それが「いずれの年齢段階においても依然低い水準にある。」としています。 どんな水準が標準の水準なのでしょう? 伸びている種目について何も言わないのも不思議です。 ②原因が何なのかという考察がない。 不安だけを煽って、だからどうするのか?ということには触れません。 低下と言うためには何も言わない方がいいのかも。 ③スポーツテストの結果が生かせていない。 この点が一番の問題だと考えます。 子どもが行った結果をそのままほおっておいたら、子どもは比べることしかしないでしょう。 そのまま1学期の評価に使っているというひどい話さえ聞きます。 忘れてはならないのは、スポーツテストが重宝された時代が、 60年、70年代の「体力づくり体育」だったということです。 業前・業間体育、耐寒マラソンなど体育的行事が盛んに行われました (今でもそれに力を入れている学校があります)。 体力づくり体育は、「スポーツは好きだが学校の体育は大嫌い」という子どもを量産しました。 そして、子どもの不評を受けて破綻し、77年指導要領から「楽しい体育」が始まりました。 全国統一体力テストが小5と中3で実施されるようですが、 そこへ回帰するのでしょうか? スポーツテストが体育的行事としてきっちり位置づけられているならば、 なくすことも難しいでしょう。 それならば、何とかスポーツテストの結果を授業に生かせないものか? そこで、いくつかの教材が考えられます。 例えば、高学年では50m走の結果をハードルの授業につなげます。 ハードルは、ハードリングの技術の向上がタイムに反映されるので、 走りが遅い子どもも記録を伸ばすことができます。 リレーのグループづくりの材料として使うことも可能でしょう。 また、3種目の混成競技をして、 混成競技の歴史を学習しながら記録や得点について考える実践もあります。 スポーツテストの結果をほおっておかないで、その後の活用が必要だと考えます。 何度も言うように、できればしたくはありません。 全ての種目を実施するのに5~6時間かかるなら、 その時間分フツーの体育の授業がしたいと思うのですが・・・。 全国一斉学力テストにせよ体力テストにせよ 何のために実施するのかということを 目の前の児童生徒の発達課題、教育課題から考えようとしないテストは やらされるだけの「テストのためのテスト」にしかならないですね。 メタボ健診が国民の健康を考えてではなく、 医療費の抑制のために義務的に行われようとしているように 学校やクラス、そして子ども自身が自ら向上させようとなれないような 上からの学力、体力づくり施策はどれも強制と管理しか生まないと思います。 でも、センセイというのはまじめで やりなさいといわれたことは、納得できなくても素直にやり また、子どもたちにきちんと徹底しようとする方が多いのですよね・・・・。 私は、牧野先生がおっしゃるように、 せめてテストの結果をどう実践に生かせるか考え、とりくみながら、 強制的なテスト実施が子どもと教育のためにならないこと よこしまな目的のために実施され、意図的な考察、情報操作が行われて 教育政策にうまく利用されていることを訴えていきたいです。 私の学校では、体力調査の結果から、いろいろ論議を行って あそびの重要さを確認し、木曜のそうじをなくしてロングの昼休みをつくりました。 そして、様々な集団あそびの研修や実践をしたり、 運動委員会主催のスポーツ大会をエントリー制で昼休みに実施して そのための練習を奨励したり、体育の時間に取り入れたりしています。 みんなで楽しみながら、コミュニケーションしながらからだを動かすことの 楽しさを味わうことが特に児童期にはとても必要だと思います。 体力の低下を理由に未だに朝のマラソンを復活させている学校です。 冬の寒い時期にもマラソンをやるのは体に悪いのではないかという指摘を今日の職員会議でもしました。(来年度の校時についての提案について)この点はどうなのでしょうか? 手袋をするとか、長袖のトレーニングウエアを着るとか体調の悪い人はしなくていいとか小手先の回答しか担当者などからなかったのですが・・・。 意見を聞かせてほしいです。 私の学校では11月上旬~中旬に実施しています。以前はもっと後ろの方にとりくんでいたのですが、「耐寒」の体力づくりのためなら本格的な冬になる前にとりくむべきだということになり、その時期になりました。そして、二日おきくらいに週2日程度で合計10回くらいです。最後の日には、納会としてマラソン大会をしていますが、自分のペースで完走しようと指導して競争はさせていません。 奈良市内の学校はマラソンを止めるところが多くなってきたように感じます。 担当の体育教師は、1年間通して取り組むことに意義を感じているようです。11月上旬~中旬は、マラソン大会としては良いのではないかと思います。このような大会を目指しているのではなく、体力向上のためというかけ声で年間取り組むことに、効果があるのでしょうか?また、とくに寒い時期の危険性はないのでしょうか? ずっとこのページを見ていなくて久しぶりの書き込みです。まず、子どもは風の子、鍛錬主義に基づく耐寒マラソンを進めようとする教師には、そのような体育が過去にどの様な子どもを生み出してきたのかを考えてほしいと思います。今回の改訂により前の時代の楽しい体育はほぼ破綻しました。(文科省はそういうことを認めませんが、楽しい体育では上手くならないことがわかったことでしょう)その楽しい体育が登場するのが77年改訂であり、それ以前はまさに「体力づくり体育」でした。休み時間も運動させられて、「運動は好きだが学校の体育は嫌い」という子どもを量産しました。その時に強調されたのが耐寒マラソン、なわとび会などです。学校というのは、一度できた行事はなくならないものですが、耐寒マラソンは、2つ前の時代の体育を引き継いでいることになります。耐寒マラソンについては、同志会大阪支部のページで批判していますので、そこを参考にしてください。教師によって非科学が持ちこまれるのが、一番いけないことだと思います。 2月からは、担任の指導の下、朝・業間・昼休みのうち一番良い時間を選んでマラソンをするという提案が口頭でありました。 前進かな?と思ったのですが、結局担任に責任を押しつけているのでは?と考えます。まだまだ、廃止までは時間がかかりそうです。 私も精神主義的なマラソンの強制?はやめるべきだと思います。しかし、日本の子どもの心肺機能は世界でもトップレベルという統計を見たことがあります。それは、日本人がマラソンなどで鍛えてきたことが影響しているのではないかと思います。高橋尚子さんや野口みずきさんなどトップランナーが育っているのも、競技人口の裾野が広いからでしょう。関西ではさほどではありませんが、関東の方は箱根駅伝を見るのが好きですね。日本人はマラソン好きなのかもしれません。 それから、なわとびですが、私の学校には運動委員会が3学期の昼休みになわとび大会を開催するようになってから、それをめざして休み時間にグループで大なわとびをする子どもが急増しました。これは子どもたちが自主的に楽しんでとりくんでいます。 私たちは「一斉に」「がんばらせる」というやりかたではなく、なるべく「自然に」「遊びの中で」「仲間とともに」を基本に体を動かすように工夫しているつもりです。毎年独自に行っている運動能力テストの結果も改善しています。要は、マラソンでもなわとびでもやりかた、やらせかたの問題ではないかと思います。 なるべく「自然に」「遊びの中で」「仲間とともに」は、いい提言だと思います。今クラスの子たちは、サッカーに夢中で、男女いっしょに元気にグランドを走り回っています。これで、けっこう持久力も自然につくのではないかと思っています。ちなみに、クラス担任の責任でマラソンをさせる方向は、是正されていく方向で進みそうです。校長のノーサインが出されたようで、担当者はへこんでいました。授業の中で、7分間走のおしゃべりしながらの速度で無理なく走るれる速さを追求したいと思っています。 今年も同様の提案があって、朝、業間、昼休みのうち自由に選んでマラソンするということになったはずなのですが、担当者、管理職、同調者などが朝からやることを強要しています。わたし自身も朝学校に行きづらくなってきています。今日、朝から口頭で次々と攻撃されました。わたしは同意事項を確認して、子どもの自由意志を尊重してほしい旨訴えました。
歩いてもいいなどと書いてきてカードを配っていたのにです。健康づくり?本当にと言いたいところです。困った物です。
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