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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

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学級通信をつくろう!
                              若草中学校 佐貫正彦

学級づくりの中心として、通信をかいてきました。
かくことがすべてとは言えませんが、毎日かく(出す)ことによって、
こどもたちとの関係はもちろん、保護者とのよい関係づくりにも、大きな力になっています。

通信をかくことが負担になるという先生方もおられると思いますが、
「こんなふうにすれば、わりと簡単に通信がつくれる」という方法を紹介します。
先生方の今後の実践に、少しでも役立てば、と思っています。

①これさえあれば! 『ぼくとわたしの1週間』

簡単にいうと、毎日のひとこと日記です。
絵と文がかけます。毎日の終わりの会でかかせます。
毎日回収し、1週間で1枚完成! 
これを切りはりすれば、こどものたちの声でつくる通信ができます。

前の週の日記を、次の週の通信で紹介します。
授業編、休日編、部活動編、授業参観編、検診編、遠足編など、
テーマ別にのせます。大きな行事やイベントがあったときは、
その部分をコピーして、次の日に特集するようにしています。

直接切りはりしてもいいですが、コピーして使う方がいいと思います。
現在使っているもの(見本のもの)だと、もとの大きさを60%に縮小すると、
B5サイズで、横に5枚ならぶ大きさになります。

また、毎日かいた日記を1年分とじてやると、『ぼくとわたしの1年間』ができ、
1年間の記録として残すことができます。
学年の最後に返してやると、こどもたちは、けっこう喜びます。
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②班ノート、行事の反省、作文… これも通信に!

こどもたちの声は、日記だけではなく、班ノート(リレーノート)や行事のまとめのプリント、
行事や宿題で書いた作文などからも、とりあげることができます。

班ノートは、全文じゃなくても、できるだけマメに紹介すると、
こどもたちの続けようという意欲が高まります。

行事の反省をかくときも、通信に利用することを意識して、もとのプリントをつくっておきます。
①アンケート形式にして、集計結果をのせる。
②ひとこと日記をかけるようにしておく。
③作文の欄をつくっておいて紹介する。など工夫しておくと、通信に使いやすいと思います。
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③なんでもかんでも通信に!

そのほか、担任の思いや連絡事項など、何でも通信にするというスタンスでつくると、
こどもたちや保護者にも、『通信を見れば、たいていのことがかいてある』
という意識が出てきます。

担任の思いは、例えば、学級開き、行事を終えて、
みんなで考える問題が出てきたときなどに書きます。
このことはぜひ伝えたいという思いがあるときは、思いきり書くようにしています。

提出物や行事予定、家庭訪問や懇談の日程、その他連絡事項などものせるようにすると、
こどもが通信を見せることを意識するし、保護者も通信を見ることを意識してくれます。

その他、ほかの先生方からの話や保護者の声などをのせるのもよいと思います。

④できるだけ定期的に!

通信は、定期に発行することが大切だと思います。
『ぼくとわたしの1週間』を使うと、1週間に1号ぐらいはつくれると思います。
毎日は無理でも、例えば、1週間に1号など、目標を決めてつくるようにします。
この目標がなくなると、間があいてしまったり、かかなくなってしまったりします。
大変と思うかもしれませんが、通信をかく負担以上に、
通信によって、こどもや保護者とつながっていけるメリットの方が大きいと思います。

⑤最後に! 保存と製本を

毎回の学級通信は、生徒用とほかの先生方に配る分のほかに、
保存用に余分に印刷しておくことをすすめます。
学年末に、1年分をとじて製本しておくと、次見たいときに便利です。
年度初めにこどもたちにも、最後にとじてあげるよ、と言っておくと、
しっかり残してくれるこどもや保護者が何人かいると思います。

また蛇足ですが、B4サイズでつくると、製本のとき袋とじになって、
端がそろいにくいので、B5サイズでつくるほうがとじやすいと思います。
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by sensenogakko | 2008-06-28 23:01 | 教育基礎講座
6月28日(土)奈良県文化会館において教育基礎講座「学級通信」を
若草中学校の佐貫正彦先生を講師に行いました。
参加者は5名でした。


佐貫先生は、終わりの会で書かせる「ひと言日記」を中心に学級通信を毎日発行し
学年末にはそれをクラス活動の記録として
文集や学級通信集というかたちでまとめておらえれます。

「一言日記」は、ほんわかとした自然な雰囲気の中で書かれており、
バラバラに分断されがちな子どもたちのホンネをうまく引き出しながら
巧みな編集と細かな配慮によって学級世論や学級文化を創り出し、
保護者と学校、そして保護者と子どもたちをつないでいく
佐貫先生の実践はさすがでした。


すばらしい実践報告だっただけに、今回は参加者が少なかったのが残念でした。
その内容を少しだけ紹介します。
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by sensenogakko | 2008-06-28 22:31 | 教育基礎講座
センセのガッコ奈良の教育基礎講座③「学級通信」のご案内

6月28日(土)9:30~12:00 奈良県文化会館

「これなら無理なく発行できる!楽しい学級通信」
講師:佐貫正彦先生(奈良県生活指導研究協議会 若草中学校)

子どもや保護者とつながる学級通信の書き方、発行の仕方について
実習も含めて学びます。今回は小学校、中学校問わずご参加ください。
通信のもちよりも大歓迎。みんなで交流しましょう。

チラシで6月28日(金)となっていましたが、(土)の間違いです。
お間違えなくお越しください。

■7・8月の教育基礎講座

④7月24日(木)9:30~12:00 「楽しい!よくわかる!算数の授業」奈良県教育会館
講師:何森真人先生
(岸和田市立八木南小学校教諭、数学教育協議会会員、たのしい教育サークル〈ポッケ〉会員)
模擬授業や手づくり教具の紹介などをしていただきながら、
算数の授業で大切な基礎・ 基本を学びます。

⑤8月26日(火)9:30~12:00 「低学年の紙工作」奈良教育大学付属小学校図工室
講師:山室光生先生
(奈良教育大学付属小学校教諭、奈良美術教育の会)
1・2・3年の紙工作-各学年1つずつ、3種類製作します
(1)「グルグルうずまき」-糸を付けて手に持って走ると、グルグルとよく回ります。
はさみで曲線を切るときのコツを教える教材です。
(2)「トロッコ」(2年)-1枚の画用紙で荷台を作り、牛乳キャップの車輪を付けます。
とてもよく走り、2両、3両とつないで遊ぶもの楽しいです。
(3)「ビニール凧」(3年)-簡単に作れて、よく揚がる凧です。
共同で作って揚げると仲間づくりも進みます。
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by sensenogakko | 2008-06-25 20:16 | 教育基礎講座
「着衣泳・泳ぎにくさの体験ではありません」

                           学校体育研究同志会  牧野 満

近年どの学校でも着衣泳が注目されていますが、
「泳ぎにくさ体験」だけで終わっていないでしょうか。
クロールや平泳ぎなどの近代泳法を学習しておきながら、
着衣泳では近代泳法が役に立たないことを教えているというのは何ともおかしな話です。
そうではなくて、浮いたり漂ったりする背浮きの指導を
着衣泳の中心に据えるべきだと考えます。

着衣泳での授業では、はじめに、1988年に起きた自衛隊の潜水艦「なだしお」と
釣り船「第一富士丸」の衝突事故のことを話します。
30人の犠牲者の中に長野県の若い女性がいたようで、
衝突直後は泳ぐ姿を見ている人もいます。
救助された人の中には、
「あの人なら岸まで泳いでたどりついているものだと思っていた」と証言しています。
彼女は水泳クラブに入っており、泳ぎには自信があったようですが、
水死の状態で発見されたのです。
泳げるという過信が命を落とすことになるなんて悲劇としか言いようがありません。

遭難したときは、できるだけ体力を消耗させず、
浮いて救助を待つことの大切さを子ども達に伝えます。

次に実際の着衣泳の進め方ですが、呼吸が常に確保できる背浮きや、
エレメンタリーバックストローク(絵を参考に)などを中心に学習します。
衣服に空気をためることで背浮きが楽になることも体験させます。

<着衣泳の進め方(一例)>
①(水着で)背浮きを行う。エレメンタリーバックストロークで泳ぐ。
②着替える(上着、ズボンなど着用)。くつを履いても浮き身が取れます。
③クロールや平泳ぎで泳いでみよう。→泳ぎにくさ体験
④背浮きをしよう。
・背浮き(大の字)になった状態で浮く。(大の字の方が浮きやすい)
⑤空気を服にためて浮いてみる。
⑥ペットボトルで浮いてみる。(助けを求めている人に向けて投げるので、ペットボ
トルに少し水を入れておきます。)
⑦渦巻きを作って漂う。合図で大の字になって背浮きで浮く。
⑧エレメンタリーバックストロークで泳ごう。(目的地まで泳ぎます。)

泳ぎにくさ体験で終わらせないための着衣泳の提案ですが、
他にも日本泳法などを取り入れて授業化することも考えられます。
近代泳法の学習と着衣泳の学習はねらいが違うと捉えています。
近代泳法はスポーツとしての水泳を教え、
着衣泳は避難訓練や交通安全教室と同じように
「安全教育」として位置づけるべきだと思います。

エレメンタリーバックストローク
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◆学校体育研究同志会の研究会等のご案内

同志会大阪支部大会(7/26、27)
http://www6.plala.or.jp/manzo/24th.pdf

同志会全国大会(8/9~11)
http://homepage2.nifty.com/murasueyusuke/doshikai.htm
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by sensenogakko | 2008-06-22 15:58 | 教育実践
新任教師の一ヶ月

                              平群東小学校 中背 真一

「五年一組、中背先生。」
「やったー!」
着任式後の担任発表で紹介を受けた私は、
若い先生に期待を膨らませた子ども達の前に並んだ。

私自身、講師で五年生の家庭科を一年間やってからの新規採用だったので、
五年生の子どもたちについては大体知っているつもりだった。
前任校の五年生たちは元気いっぱいで、授業中もかなり騒がしく、
今回も気を引き締めていかないと大変なことになる!と気合十分で行った。
「学級崩壊にならない為には」「学級経営のコツ」などの本も沢山読んだ。
最初の三日が肝心だということがどの本にも書いてあったので
自分なりにあらかじめ計画も立てておいた。

担任発表のあと、本で読んだとおりに教室でゆっくり自己紹介をして、と思いきや…
すぐに翌日に控えた入学式の準備をして、教室に帰って大量の配布物を配り、
急いで子どもを帰した。
しかも翌日は五年生はお休み。あれ?計画がめちゃくちゃだ…。
しかし、迷っている暇もなく子どもたちは入学式の翌日元気に登校してきた。
やっと計画通りにできる。元々きっちりやらないと気が済まない性格の私は、
少し満たされた感があった。

しかし、思った通りにならないのが教師の仕事。
子どもたちは、予想もしない事をやってくれたりする。
というか、そもそも計画通りにやろうとする私が間違っている。
いつ何が起こるかわからないし、授業中でも子どもたちは、
思ってもみないことを発言してくれたりする。
毎日・毎時間、臨機応変に対応していかなければならない。

ただ、幸運なことに、今のクラスの子どもたちはとてもしっかりしていて、
落ち着いているので特に大きなトラブルもなくきている。
クラスが少し騒がしくなっても私が言う前に自分たちで、「静かにし~や。」と注意しあう。
そこまでまじめになってくれなくてもいい気はするが、
子どもたちもそれで特に問題もなさそうだった。

日が経つにつれて感じるのは、あまり形にこだわらなくても、
子どもの様子をみながらその時々に対応していくことが大切だということ。
基本的なことから大きく外れなければ、
子どもたちが楽しいようにできるだけ自然な形でやらせてあげることが
一番大切だということに気づいた。

そうして、子どもたちの様子がようやくつかみかけてきた着任から三週間後、
いきなりの授業参観に懇談会。
特に何も準備できず、さらに緊張のあまり全くもってやりきった感じがないまま、
その一週間後には家庭訪問があり、話を聞くのが精一杯だった。
やはり、新任ということもあり、どの保護者も少し不安そうだった。
さらにはその合間に、野外活動の準備に追われ、
班分けや役割分担などたくさんのことを決めていかなければいけない。
また野外活動センターに行って下見をしたり、打ち合わせをしなければいけない。
このように、たくさんのやらなければいけないことに追われ、
わけもわからないまま一ヶ月が過ぎた。

私が一番思ったのは、やることがたくさんあるということ。
しかも一つ一つが細かい。生徒の数だけパターンも増え、作業もそれだけ増えてくる。
しかし、忙しい中にも子どもたちが、こんな頼りない自分についてきてくれるということが、
一番嬉しくやりがいを感じることができる。
だからこそ、この子達のために、もっと魅力ある授業をしたり、
それからもっと盛り上がるクラス作りにしたいと思う。
ただ、まだまだ要領もつかめていないし、もっと教材研究もしなければいけないが、
何より時間がない。
ここはあせらず、自分のペースでやっていきたい。

まだ一ヶ月しか経っていないが、
一年後このクラスはどのように変わっているか、今からとても楽しみである。
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by sensenogakko | 2008-06-17 21:44 | 教育実践
ゴーグルがなぜ禁止!?

                              学校体育研究同志会 牧野 満

プールの授業場面を一つ。
水に顔をつけられずに泣いていた1年生のA君が、
「Bちゃんの口からぶくぶく息が出ているよ。見てごらん。」
教師の巧みな言葉に促されて、
A君はゴーグルを両手で目に当てて、そーっと水の中をのぞいたのです。
 
ゴーグルは水泳の様々な場面で活躍するのに、どうしてダメなのか?
どうしてそんなに頑なに禁止するのか?
これこそ学校の七不思議の1つとして挙げられるのではないでしょうか。
私は海パン(いや水着)と同じくらい泳ぎに欠かせない必需品だと思います。

禁止する理由として
①ゴーグルをすると水の中で目が開けられなくなる。

→私は過去に調査をした事があります。
かつて勤めていた学校では「水泳がうまくなるからゴーグル大いに結構」
と積極的に使用を勧めていました。
ですから、1年生からゴーグルをして泳ぎます。
そう言う子ども達が、果たして6年になって目を開けられないのかどうか
2年間に渡って調べたたところ、
誰一人として水中で目を開けられなかった子どもはいませんでした。

②ゴーグルは保護者に金銭的な負担が大きい。
→ゴーグルのない家庭を見つける方が難しいでしょう。

しかし、ゴーグルをすれば、
①ゴーグルは目が保護できる。
プールの塩素による目の痛さを訴える子どもや、
目を真っ赤に充血させる子どもがいます。粘膜という体の弱い所は保護すべきです。

②ゴーグルをすれば水泳がうまくなる。
水への恐怖心を取り除く事ができます。
顔をつけられない子ども、泳げない子どもには大変有効です。
また、ゴーグルをつけると、よく見えるので、
アゴの上下動や手足の位置の観察がしっかりできます。
泳ぎがうまくなります。

③生活の中で何もつけずに泳ぐことはまずない。
海や川、プールなどを始めとして、生活の中で何もつけずに泳ぐことの方がまれでしょう。

ゴーグルが泳ぎにとても有効だという事実は多くの教師が知っているはずです。
それにもかかわらず、また、もっともだと思える理由がないのに
禁止している学校が多いというのには驚きます。
みなさんの学校はどうでしょうか?
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by sensenogakko | 2008-06-06 21:43 | 教育実践