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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

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日時:11月1日(土)教育基礎講座「特別支援教育」を奈良県文化会館で行いました。
テーマは「困った子は困っている子~軽度の発達障害の子どもの指導~」
講師は、西田清先生(NPO法人えじそんくらぶ奈良「ポップコーン」教育相談員)でした。
参加者は6名でした。

西田先生は、プロジェクターでプレゼンテーションしながら、
LDやAD/HD等の発達障害の子どもたちについて
わかりやすく最新の情報を解説してくださり、
子育てや教育のあり方について、具体的な指導について
参加者からの質問や意見に答えながらお話してくださいました。

AD/HDの人等は、「みんなと一緒に、早く、同じようにする」のが
最も不得意の文化を持っていおり、
AD/HDの人たちと通常発達の人との違いは、いわば関西と関東の文化の違いくらいのもの。
だから、その人の持つ見方、考え方、感じ方、独特の文化を尊重した接し方が大切。

また、LDは最近は Learning Disability ではなく、
Learnig Difference と訳すようになってきており、
学び方の違いで、脳力が劣っていて「できない」わけではない。
したがって、学ぶ環境を調整してあげる必要がある。

いずれにしても、親や教師の共感的理解と個別のかかわりが大切で
それさえあれば、その人の持つ能力を大きく開花させることができるということを
坂本龍馬やエジソン、ダビィンチなどの偉人の例が教えてくれる。

特に、「9歳の節」と言われる3次元の世界への発達
つまり今までの経験と現在の状況から未来を類推できる力
(自分の事だけでなく、相手や場の雰囲気も推測できる)
ができるかが二次障害を引き起こさないためには大事で、
この節を越えさせるために、家庭や園や学校では、
絵本の読み語り、手遊びなどでイメージ力を育て、
描写活動等で豊かな言語生活を保障する
ことが有効だということを実例を示しながら話してくださいました。

また、発達障害をもつ保護者とのかかわりにおいては、
なによりもまず保護者自身の考えや経験、悩みや苦労などを
共感的に聴き取ることが大切で
はじめから教師や学校の意向や考え方をわかってもらうことを主眼にすると
ボタンを掛け違えることになりかねないこと、
そして、現状を固定的に見ないで、子どもの発達を信頼し
ライフサイクルの発達と関連させて今の課題を整理して
目標を共有してともに子育て教育していく共同的な関係になること
が大切であることを、具体的な例を示してお話してくださいました。

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◆参加者の感想

三連休で本当は紅葉を見に出かけたかったのですが、がんばってきてよかったです。
自分の実践の確認にもなり、子どもの事象の原因や理由も整理して理解できました。
西田先生にまたうちの学校に来ていただきたいと思いました。
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by sensenogakko | 2008-11-01 21:57 | 教育基礎講座