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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

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3月30日(土)教育基礎講座「学級びらき」を奈良県教育会館にて行いました。
参加者は7名でした。

講師は宇田佳彦先生(奈良県生活指導研究協議会・あやめ池小学校)でした。

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(レジュメより)
学級替えのある4月の学級びらきは、教師の側からは、具体的な子どもの反応を通して
子どもたちの人間関係をとらえる最初の機会でもあります。
教室に入ったときすでにできている仲良しグループ、
プログラムの中で積極的に反応してくる子ども
話に集中できない子ども、
友達と交わる力の弱い子ども、
積極的に弱い子どもに働きかける子どもなどを観察します。

これらの子どもたちの動きを通して、一人一人の子ども理解、
最初の学級分析、そして、子どもたち相互の人間関係の理解に役立てていくことをねらいとしています。

また、子どもたちにとっては、
「このクラスならたのしそう」
「この先生とならなんだかたのしい一年になりそう」
「勉強も遊びも一生懸命がんばろう」
こんな気持ちをもてる安心と期待の時間にしたいですし、
彼らのお父さん、お母さんにも子どもたちの報告を通じて
今度の学級は居心地がよさそうだなといった印象をもってもられることを考えたいものです。

そして具体的な「学級びらき」の方法からはじまり
授業びらき、班編成、班長会指導、朝の会・終わりの会・日直、当番活動と係活動、
保護者との関係づくり、職場の同僚性
などなど、全般的な学級づくり、生活指導の基礎的なことを教えていただきました。

参加者の中には、この4月から新しく先生になるというフレッシュな方もいて
終わりの会での「みんなにいいたいこと」をどう考えるか
職場の同僚性をどうつくっていくか
などといった問題を話し合いました。

【参加者の感想から】
●今日は教師になる直前の時期にこの「学級びらき」の話を聞けて
少し不安も増えましたが、小ワザなども教えてもらえてがんばろうという気持ちも増えました。
まだまだ、何もかもが一からのスタートなので、一歩一歩自分なりのスタイルを見つけながら
がんばりたいと思います。

●学級びらきのねらいや方法がよくわかりました。
保護者との関係づくりの方法も、よくわかりました。
係や班の意味や、そこで身につけさせたい力についてもよくわかり
勉強になりました。今後に生かしていきたいと思います。

●記録に残して、まとめて発表していただいたことで、大変参考になりました。
ありがとうございました。
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by sensenogakko | 2009-03-30 22:46 | 教育基礎講座
評価
                                 生駒市立生駒南第二小学校
                                         教諭 西浦弘望


3学期は、1年間の子どもたちの成長を記録する仕事があります。
主に指導要録の記入がその仕事です。
教科の総合評定と観点別の習熟度を評定します。
1年間の成績を総合して判定しています。数字を追う仕事になりがちです。
しかし、その記録は子どもたちの成長の記録でもあるのです。

□ 出欠の記録から学んだこと

出欠の記録は、その子がどれだけ元気に学校に登校したかを現しています。
 
2年前に担任したAさんのことです。前の学年より、大幅に出席数が増えていました。
今年は友達関係も良く、頑張って登校したのです。
彼女はバレンタインデーの前日、風邪でお休みでした。
私は、夜に連絡を持って家庭訪問をしました。
すると、お母さんが出られて「先生、今バレンタインのクッキーを焼いています。」「風邪なのに頑張ってるんですよ。」とニコニコして話されました。
連絡をわたすのと引き替えに、焼きたてのクッキーをいただいて帰りました。
翌日、登校した彼女は仲良しの友達と手作りのお菓子を分け合っていました。
風邪でも頑張ってクッキーを焼いていたのは、今年の友達関係が良好な印だったのだとこの時に気付きました。
彼女には、1学期の途中から3人の仲良しができました。
それが、この頃は少しぎくしゃくしていて大丈夫かなと思っていた頃でした。
彼女がこの1年間をどんな思いで登校していたのか、私は、この時ようやく気付くことができたのです。悩みを乗り越える力を身につけだしたAさんの成長に、ようやく気付いたのです。

逆に、前年より欠席の増えた場合は、病気等の理由を備考欄に詳しく記録します。
しかし、書けないこともあります。
不登校傾向が見られる場合などは書けません。
次の学年の担任に引き継ぐ事項を整理しておくために、もう一度児童の記録メモを見直すことにしています。

□ 教科の評定から学んだこと

教科の総合評定を記入する時、やっぱりそれまでの評定と今年の評定を比べてしまいます。
良くなっている時や同じ時は、指導がよかったんだなどと自己満足します。

今年の評定が低くなっている時は、どうしてだろうと考えます。
Bくんの場合がそうでした。
社会の授業は発言もしていたし、授業後の感想も書けていたのに・・・。
ある個人懇談で私が保護者に「テストの点数として表れてこないのです。」と話していたことを思い出しました。
きちんと覚えておかなければならない事項を、覚えさせる努力を私が怠っていたのです。

次年度から、社会科のまとめプリントを手作りするようになりました。
「このプリントを完璧に覚えたら、テストは80点は太鼓判!」といって、教科書やノートで調べて教室で答え合わせまでします。
その後自主学習を数日とります。
そして、テストの前日に同じプリントを配布して、テスト勉強を促すようにしました。
社会科のテストの平均点は高くなりました。
それにともなって「社会科が得意だ。」という子どもが増えました。
授業が楽しいこと、テストの成績が良いことの両方そろって、子どもたちの意識が変わるのだと思いました。

□ 所見欄から学んだこと

 所見欄には「その児童個人として比較的優れている点など、○○○を通じて見られる児童の特徴に関すること」を記入するように指示されています。
また、情報公開請求に耐えうる記述を求められてもいます。ですから、10通り程度の例文を作り、児童に比較的合うものを記入することにしています。

記入する時には、自然に前任者の記述を読みます。すると、その児童に関して、私がこの1年かかって知り得たことが書かれています。
その内容を差し引くと、私が認識しているこの1年で児童が身につけたことが、皆無であることが明らかになります。
この児童がどんな1年を過ごしたのか、私がどんな援助をしたのかを急いで探そうとします。
そんなとき、前年度からの引き継ぎメモ、懇談会のメモ、個人懇談のメモ、日記や授業の感想を大急ぎで見返します。
つまり一人一人の児童に私が目的意識を持って、接していたかが問われるのです。

「全員九九博士」「全員二重跳び」など、目標を掲げて授業時間はもちろん、休み時間にも子どもたちにどのように接してきたかが問い返されます。
子どもたちの成長を、きちんと見てきたのかが問われるのです。
 
1年を締めくくる評価や指導要録、自分の1年のふり返りとして役立てましょう。
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by sensenogakko | 2009-03-30 22:42 | 教育実践
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by sensenogakko | 2009-03-30 21:14 | 教育基礎講座