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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

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「教育書」紹介をしているのですが、今回はコミックです。
朝日新聞の書評欄に紹介されていたので、読んでみたら・・・これがおもしろい。
なんといっても、今ドキのコドモと小学校現場の描き方がリアル!
この作者、かなり現場の先生に取材して描いているなと思います。

まず、主人公の芳賀稲子先生は
35歳の(結婚直前に婚約破棄された)独身で、
臨時教職員という設定。
「ハガネの女」というあだなは、「はがいねこ」さんという名前と
文字通り鋼のような強い精神力の持ち主という意味。
多忙な毎日に疲れても、子どもや保護者たちや時には同僚たちに
教師としての誇りを傷つけられても
めげずに、けなげに真摯な教育活動をつづけていきます。

この物語の面白いところは、
よくありがちな予定調和や勧善懲悪で終わらないところ。
問題がある子どもも、親も、
その「問題行動」の背景や理由を掘り下げて描いています。
帯には「モンスターペアレント・モンスターキッズvs女教師」
なんていう宣伝言葉も載っていますが、
理不尽な主張と要求をしてくる親や、
問題行動を繰り返し、なかなかわかりあえない子どもたちを、
けっして「化け物」扱いせず、
傷つき、悩みつつも、その心情を理解しようと
アプローチする主人公の芳賀先生を通じて
なかなかリアルに描かれていると思います。

展開も「こうなるだろう」という予測に反して二転三転し、
結末も「問題解決!ハッピーエンド!」ではなく、
重苦いものも残しつつ、
学校や家庭の日常の中にとけこんでいくという終わり方がリアル。

私にとって「よ~し、明日もがんばるぞ!」と勇気が出てくるコミック。
このシリーズと「のだめ」だけは、「少女漫画?」のコーナーに
新刊を探しにでかけるのです。
もう5巻まで発売されています。(「のだめ」は最終巻が出てしまった・・・)
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by sensenogakko | 2009-12-01 11:48 | 教育書