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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

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by sensenogakko | 2010-01-09 15:17 | 教育基礎講座
1月9日(土)冬の教育基礎講座の午後は、「学級づくり」

「学級崩壊を克服し、セルフエスティームを高める学級づくりの実践」と題して
櫻井惠子先生(五條市宇智小)の学級づくりのお話を聞きました。

この集会は、なら県民教育研究所、奈良市教組との合同のとりくみとして実施しました。
参加者は18名でした。

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◎「学級崩壊」状態を担任して
一日目の担任自己紹介から、机をたたかれて妨害と無視。
しゃべっても聞いてもらえないので黒板に指示を書く。
常時、子どもの大半はぜんぜん違う話をし続ける。
まさに「学級担任による通常の手法ではいかない」(文科省の「学級崩壊」定義)状態。

クラスのことを話せない。 家族にも同僚にも。退職も考えた。

いじめ 嘲笑、菌つけあそび・・・
いじめられている子は、泣くこともできない。
正しいことを言う子はいじめられる。

◎学級の成立のために必要なこと
 人権 安心できる居場所
 個のセルフエスティームの高まり
 学習意欲の高まり
 ソーシャルスキルの獲得 道徳の時間は

◎「みんな同じように」ではなく、区別する必要
一時的援助サービス すべての子ども
二次的援助サービス 苦戦している一部の子ども
三次的援助サービス 特別な教育ニーズのある特定の子ども 発達障害
どの子がどの段階にある子どもたちか見分ける必要

◎実践~QU調査(学級満足度尺度)の実施で学級のようす把握 

◎指導方法
怒らないで隣の教室で伝えたいことをきっちり話す
押さえつけるのは効果がない
わかって自分が自分でわかっていくことを重視

◎実践~一読総合法で「島ひきおに」
音読後、かきこみを書かせ、読み合うことで共感を育んでいく
発言をすべて肯定的にとらえていく 本音を重要視
自分たちの思っていることを表してもいいという雰囲気をつくっていく
排除されることいじめられることのつらさ

◎実践~ほめほめカードと大きな自分の絵
いいところをカードに書いて絵のまわりに張っていく
「ぼくの分身ができたみたい」
言葉づかいが荒っぽかったので「~さん」づけで名前を呼ぶ やわらかい空気
離婚家庭が多く、丁寧にあつかわれていない

◎実践~学級図書館をつくろう
学級会で話し合い、名前、係、約束などを決める
自分たちのことを自分たちで決める
形式上の居場所をつくり学級文化を創造していく活動
自主的な活動が生まれる

◎実践~SST(ソーシャルスキルトレーニング)
体が硬い 言葉をうまく相手に伝えられない
叱られ過ぎることが原因
静かになるまで待つ

あったか言葉とちくちく言葉 あったか言葉で注意する
嫌なことを言われたときはどうする あったか言葉で返す
仲間に入れてほしいとき 入れて、いいよ
使えるようになるまでトレーニング

◎実践~サークルタイム 
小集団での対話力を育てる
ボールをもった子が発言
「かしこい」ってどんなこと?など
協働で解決していこうとする姿勢
友だちの考えと自分の考えが違ってもお互いに尊重しようとする態度が育つ
思考力が育つ

◎発達障害の子が学級崩壊の原因となることも
危害を加えること はっきり、きっぱりとしかる 
すぐにやめてほしいこと 話して聞かせる 3分ルール 別室
もっと増やしてほしいこと いっぱいほめる
しかることが減る 

CCQ そばで落ち着いて丁寧に話しかける
ブロークンレコード 壊れたレコードのように何度も同じ言葉を繰りかえす
係を希望どおり認めて 複数担当も

◎担任とは
安心できる学級をつくること
しかりつけて学級を落ち着かせるのではない
何を言ってもだいじょうぶ、思ったことを言える学級
子どもたちのセルフエスティームを育てることを大切に
荒れをみせている子どもたちのい心に届くとりくみ

◆参加者の感想

私も一学期に、「先生なんかきらいや。一年生の時の先生の方がいい」と
トラブルをおこす子に、いっぱい言われて、くやしくて、自分が情けなくなったことを思い出しました。
でも、ほめてあげたり、みんなの前でほめて認めてあげることをしようと思って
少しずつですが、やっていきました。
二学期の半ばになって、少しずつおちついてきました。
今日のお話のように、自尊感情を大切にしていきたいです。
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by sensenogakko | 2010-01-09 11:29 | 教育基礎講座
1月9日(土)に、冬の教育基礎講座「国語・学級づくり」を奈良県教育会館にて行いました。

午前中は、11月14日に行い好評であった、文学教材「大造じいさんとガン」の模擬授業の続編でした。
塚本 裕子先生 (あやめ池小学校・どの子も伸びる研究会)による模擬授業のかたちで、
文学教材の授業の教材研究のしかた、授業の進め方などを学びました。
参加者は、13名でした。

ひとつひとつの言葉を大切にしながら、みんなで読み合っていく模擬授業は、とてもたのしいものでした。
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◆作品を読むために大切にしていること

◎視点を大切にする
・どの立場で書かれているか
・それにより、人物の身になるか、そばで見ている目撃者の立場になるか、発問が変わってくる

◎目標をきちんと持つ。でも、目標は、手段・方法としてとらえている
・書かれていることを正しく読むということを前提とし、想像力を働かせて言葉をイメージでとらえ、ふくらませていく(感情体験)
・あらすじを読解することに終わるのではなく、「そこに生きているのはどんな人物か」「その人物が生きているのはどんな世界か」をイメージ豊かにとらえる(人物像・世界像を明らかにする)

◎子どもの読みを大切にする

◎音読を大切にする
・言葉を大切に読ませる
・音読を繰り返すことで、読みは深まる


◆参加者の感想

◎一つの言葉にこだわって読むと、こんなに広がっていくんだなあということを実感できました。
何度でも自分でも読み込んで、授業でいかしていきたいと思います。

◎たくさんの発問が出てくるので、どこに着目して子どもに問いかけをしたらよいのか
ということが、わかりやすくて勉強になりました。
読むごとに感じ方がかわると言われたように、
やはり、ていねいに教材研究をする必要があるんだなと感じました。
まずは、自分がいろんな文学作品を好きになっていきたいと思います。

◎書き込みをすることで、言葉の楽しさやその人物の心を深く知ることができるのではないかと思います。
一つの場面や情景を、みんなで共有して学んでいくことが、
国語の授業のおもしろい部分だと、私は思います。
子どもの意見や読み取りを大事に拾いながら、
これからも国語の読み取りを大切にしていきたいと思いました。
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by sensenogakko | 2010-01-09 11:27 | 教育基礎講座