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センセのガッコ奈良

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いい教育がしたい!とがんばる奈良の先生のために

連載 保護者とのすれ違いを出会いに変えるために②

●すれちがいの特徴

・子どもだけでなく保護者が傷つきやすくなっている

わが子が傷つけられると、
①素直にその傷を認めることができず、自分も傷つけられたと感じ、
自分を守るために他者を攻撃する。
②子ども以上に深く傷ついて自信をなくしてしまう。

・教師と保護者(=大人)が共に子どもを育てるという関係にならない

教師-子ども・子どもに迎合した保護者
教師-子ども  子育てから逃避している保護者 
という構図になってしまう。

・すれちがう保護者のパターン① 生活が乱れ、子育てに無関心な保護者

人格的に未熟な人が多い。近所づきあいが苦手、参観中におしゃべり、逆ギレするなど。
また、くらしが大変で、子どもの面倒を見切れないケースも多い。
学校諸費を滞納したり、保護者どうしのトラブルを解決できないこともある。
仕事に忙しすぎる父親は、子育てに十分に参加できていないことが多い。
クレームをつけるときだけ「父親らしいところを見せよう」と登場することもある。

・すれちがう保護者のパターン② 教師や学校の「権威」に反発し、クレームをつける保護者

新自由主義的な思想から、教師や学校も「教育サービス商品のひとつ」と相対化してとらえている。
だから「力量のない教師=不良品」とばかりに、率直にクレームをつける消費者のように振舞う。
このような保護者は、高学歴の方に多く、私学進学や塾習い事で教育サービスを買おうとする。
子どものために少しでもいい「教育環境」を与えたいと思い必死になるが、安心して白紙委任できる先を探しているだけの場合が多く、自ら学級や学校の運営に積極的に関ろうとしない傾向にある。だから「先生なんとかしてください」「先生は何もしてくれない」というクレームを繰りかえす。
マスコミの教師・学校バッシングに煽られ、「信用できない」「見張っていないといけない」と思い込んでいる。
些細なミスでも許せず、クレームをつけようとする。校長、教委、文科省にもクレームを伝える。

・すれちがう保護者のパターン③ 子どもに迎合してしまう保護者

わが子かわいさのあまり、子どもを他人として見ることがなかなかできない。
保護者が教育的にわが子と向き合うという姿勢が弱い。
わが子が傷つけられると過剰に反応し守ろうとするが、わが子に非があっても、「わが子を信じる」あまり迎合してしまう。
子どもに迎合し、一家で教師の悪口を言い合う。共犯的になってもわが子との「よい関係」を維持しようとする
子どもと関係が悪くなるのを恐れ、きつく叱ったりしつけしたりできず、甘やかす。
ときには、子どもとの関係を悪くする要因をつくったとして教師や学校を恨む。
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by sensenogakko | 2007-04-25 23:33 | 教育実践